ステージア研究会は、引き続き、「エレクトーンで鳴らせる楽器の指導書づくり」をしています。今回は、ウッドウィンド〔木管楽器群〕のサクソフォン。エレクトーンに搭載されているサクソフォンの音色は種類が多いので、指導書の方も細かく分類して調べることにしました。
まずは、アルトサックスから(正式には「サクソフォン」ですが、以下、省略して「サックス」とします)。
「アルトサックスとテナーサックスって、大きさ以外に楽器の作りとかも違っているのかな?」という疑問から着手しました。
調べたところ、ネックの形で見分けられるのだそう。アルトは一か所で折るように曲がっているのに対し、テナーは一度上へ向かってから円を描くようにぐねーっと曲がっています(上部の写真の赤〇参照)。
ちなみに、音色は、アルトが女性の声、テナーが男性の声に似ている、と言われるそうです。
有名な楽曲を調べていたら、「テイク・ファイブ」が出てきました。かつてアリナミンVドリンクのテレビCMで使われていた曲です。ダンディなおじさんのイメージがあり、テナーサックスだと思い込んでいたのですが、アルトサックスでした。
改めて聴いてみると、ハスキーボイスの女性が気だるげに歌っている感じで、匂い立つような音色。息遣いが、ビブラートが、魅力的です。
これだけ表情豊かにサックスのメロディを演奏するのは、鍵盤楽器では非常に難しい、とも感じました。
とは言え、Youtubeでいくらでも素敵な演奏が聴ける時代にいるのですから、頭の中にいい音のイメージをしっかり作って、サックスで歌っているかのような演奏ができるよう、頑張りたいと思います。
※ ご参考までに、打楽器に関するブログです。