サウンド・カーニバルに挑戦

左から板胡、笛子、楊琴、哨吶、二胡
左から板胡、笛子、楊琴、哨吶、二胡

 jetでは、サウンド・カーニバルというイベントがあります。曲のイメージに合わせて、オリジナルのレジストレーション〔音色の設定〕をつくろう!というイベントです。

 

  K君は、山下千尋さん作曲の「こな雪のおどり」で、上鍵盤は哨吶 と揚琴、下鍵盤はトランペット、というレジストレーションをつくってきました。

 

 哨吶 と揚琴。

 中国の楽器らしい、ということは推測できますが、その音色を使ったこともなければ、楽器の形状もわかりません。

 

 レッスンの後で、「私家版 楽器事典」のwebサイトを閲覧。さらに、Youtubeで楽器名を検索すると、哨吶 と揚琴に加え、板胡(バンフ/バンコ)、二胡 (ニコ)、笛子(ディーズ)のクインテットの演奏(上の写真をクリックすると聴けます)がありました。

 「楽器事典」によると、哨吶は、チャルメラの仲間で2枚リードの管楽器。揚琴は、ヨーロッパのハンマー・ダルシマーの仲間だそう。

 板胡と二胡はよく似た弦楽器ですが、Youtubeのクインテットの演奏を聴いていますと、板胡の方が1オクターブ音が高いです。

 

 いろいろ知識を蓄えて迎えた、次のレッスン。Youtubeで見たのと同じクインテット+トランペットという楽器編成の演奏をイメージして、K君とレジストレーションを改良しました。

 

 できあがったレジストレーションでわたしが「こな雪のおどり」を弾いていますと、K君が「『こな雪のおどり』ってどんなおどり?」と言いながら、ひらりひらりと踊り始めました。

 自分でレジストレーションを考えることによって、その曲に一層愛着が持てるみたいです。ともあれ、K君が楽しそうでよかったです。


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 2021年身辺雑記