K君のエレクトーンのレッスンで「糸巻の歌」を始めました。まず、参考演奏を聴きながらドレミで音名唱。
参考演奏は、レジストレーション〔上・下鍵盤や足鍵盤の音色やリズムの設定〕があらかじめセットになっている「レジストレーションメニュー」から、「トイオーケストラ」を使って、おもちゃの世界っぽい、かわいらしい音色で録音しておきました。
レジストレーションで使っている音色を調べていたK君が「ハープシコードって、琴の音に似ている」と言ったので、エレクトーンで琴の音を出して比べてみました。
「琴の方が、丸っこい音かな?」と私が言うと、琴と一緒の和楽器のカテゴリーに入っている「大正琴」を選んで「これ!」とK君。
弾いてみると、ハープシコードは「ヴィンヴィン」、大正琴は「ディンディン」という感じ。確かに似ているかも。
後で、ウェブ検索してみたところ、どちらも金属の弦を爪(ハープシコードでは鳥の羽軸を薄く削った物、大正琴ではべっ甲のピック)ではじいて弾く、ということ。音を出す仕組みは同じでした。
ハープシコード<英>は、チェンバロ<伊>、クラブサン<仏>とも言い、17~18世紀のヨーロッパの鍵盤楽器で、奏法や外見はグランド・ピアノに似ています。一方、大正琴は、大正時代の日本で発明された弦楽器で、奏法や外見は琴に似ていますが、卓上で弾けるコンパクト・サイズ。
楽器のサイズや形が違うので、ハープシコードと大正琴が似ているなんて思いもしませんでしたが、音だけ聴いて判断すれば、意外な楽器同士の共通点が見つかることもあるのですね。
K君のおかげで、面白い発見ができました。
※ ご参考までに、打楽器に関するブログです。