指導法研究会で、小学校低学年の子に「ブリンバンバンボン」ブームが来ていると聞きました。正確には、「Bling-Bang-Bang-Born」という曲名で、テレビアニメ『マッシュル-MASHLE-』のオープニング曲だとか。
O先生曰はく「イ短調のAmとE7で弾ける、指導者にとってありがた~い曲」なのだそう。「最近の流行りはコード進行が複雑ですものね」とT先生も相槌を打ちます。
帰宅後、Youtubeで聞いてみると、小気味よいビートに乗ってラップが始まり、ソロとコーラスが掛け合うAメロBメロの後、サビではひたすら「ブリンバンバン」が繰り返され、コーダへと続きます。歌詞も言葉遊び的で面白いし、ほぼラシドレミだけという音域の狭さ!本当に、覚えやすくて弾きやすい、ありがた~い曲でした。
その週のレッスンで、小学2年生の I ちゃんが不意に「ミレミレミレミレ、ミドド、ド」と、「ブリンバンバンボン」のBメロを弾き始めました。
訊くと、タブレット端末(摂津市で児童生徒に1人1台配布しているそう)の「おもちゃピアノ」というアプリを使って学校で弾いているそう。
思えば、私も I ちゃんくらいの頃は、高橋真梨子さんの「桃色吐息」が愛唱歌で、もっと幼い時も、童謡の「森の小人」(ドンジャラホイの歌)、アダモさんの「雪は降る」と言った短調の曲が大好きでした。
ビート感については隔世の感ですが、小さい子は今も昔も短調がお好きみたいです。
でも、鍵盤楽器の入門教材はなぜか長調ばかり。テキストに無くても、短調の曲も歌ったりしたら、もっと楽しいレッスンにできるかな、と思いました。
※ ご参考までに、短調に関するブログです。