お盆休みに、夫が蒸気機関車の動画を見ていました。
蒸気機関車の音と言えば、「シュッシュッ、ポッポッ」と思っていたのですが、「シュクシュクシャクシュク、シュクシュクシャクシュク」と聞こえてきます。かぎかっこの中が、同じ長さの時間。ずいぶん慌ただしい音です。
なんでも、三重連といって、機関車を3台連結して、急勾配の坂を重い貨車を運んで上っているところだそう。あらん限りの力を出そうとボイラーをフル稼働させている音なのですね。
そのうち、機関車の音がノリの良い16ビートに聞こえてきました。
そして、この音をバックに感じつつ練習したら、16分音符のリズムがかっこ良く弾けるのではないか、と思いました。
たとえば、チャイコフスキーの『子どものためのアルバム』の「おもちゃの兵隊」。夜中に兵隊さんだけでなく、列車や他のおもちゃたちも動いているにぎやかなイメージで。
休符もしっかり感じられるし、付点8分音符+16分音符のリズムも正確になり、兵隊さんらしいキビキビした演奏ができそうです。
そう言えば、わたしスマホのバイブは「ブンッブ、ブンッ」で、付点8分音符+16分音符+4分音符のリズムだし、外で鳴いているシジュウカラは「チュピー、チュピー、チュピー」で16分音符+付点8分音符が3回のリズムです。
探してみれば、意外とたくさんの16分音符のリズムを見つけられそうです。
身のまわりの16分音符のリズムを思い浮かべながら、演奏の練習をするのも楽しそう。お試しあれ。