指導法研究会で作成したレベルチェックシートは、生徒さんの演奏技能や音楽知識の習得レベルに応じてシールを貼っていくものです。
H先生が、これに、指導者用のチェックポイントをまとめて表にしてくださいました。
たとえば、スケールなら、チェックシートでは、「ハ長調」、「4オクターブ」、「8分音符の速さ」、といった項目があり、弾けたらシール、という具合。
対して、チェックポイントでは、「指くぐり・指ごえ」、「音色(ボタンで選ぶオンショクではなくて、弾き方で変わるネイロ)」、「リズム」、「丁寧さ」、「運指」、「テンポ」、「正確性」、「調の理解」とチェックすべき項目がずらり。確かにどれも大切なポイントです。
実は、スケールの指導では、エレクトーンのリズムをズンチャズンチャ鳴らしながら弾かせて、「こんなテンポで弾けた!やったね!」みたいに、速さに目が向いておりました。速く弾けると楽しいし、テンポが数字で見えるから達成感もありますよね。
でも、今回のH先生・作のチェックポイントを拝見して、スケールをただの指の運動にしてしまうのはもったいないな、と思いました。
「音色」、「丁寧さ」を追求するということは、自分の音をよく聴くということ。いろいろな調でスケールの練習をする度に、「音色」、「丁寧さ」を意識させれば、よく聴くことが自然と身に着くのではないでしょうか。
生徒さんに「音色」、「丁寧さ」を意識させれるには、それ相応のお手本を示さないといけません。
まずは、自分がチェックポイントを二重丸でクリアできるレベルでスケールを弾けるように、こっそり練習しておこうと思います。
※ ご参考までに、「レベルチェックシート」に関するブログです。
※ ご参考までに、スケールに関するブログです。