Sちゃんのレッスンで「フリースの子守歌」をしました。初めての8分の6拍子の曲です。「ゆりかごが、ゆうら、ゆうら、123、456と揺れる拍子だよ」と腕を揺らしてお話ししました。
その晩に青島広志さんのピアノ曲集『もしかしてグリム』のCDを聴いていたら、「野ばらの子守歌~いばら姫~」が8分の6拍子で、やはり子守歌の拍子なのだな、と思いました。
しかし、「鹿狩りの歌~兄と妹~」もまた8分の6拍子で、「そう言えば、シューマンやメンデルスゾーンの『狩の歌』も8分の6拍子だから、馬で駆け回る拍子でもあるのだなあ」と気づきました。子守歌とは正反対のようなのに、面白いですね。
私の中では、8分の6拍子は、123拍が上向き、456拍が下向きの正弦曲線のイメージがあります。
ピアノの性格的小品で言うと、パストラール(ブルクミュラーの「牧歌」など)は、曲線的にゆっくり進む田園の時間の流れ、バルカローレ(メンデルスゾーンの「ベニスの舟歌」など)は、波の高まりと落ち込み、という感じです。
それから、jetの研究会の仲間のU先生のお話を思い出しました。
U先生は教会で讃美歌のオルガン伴奏を弾いていらっしゃるそうなのですが、なんと讃美歌もほとんど8分の6拍子なのだそうです。
「きよしこの夜」も、日本の歌集ではよく3拍子で見かけますが、讃美歌の楽譜では8分の6拍子なのだそう。4分の3拍子より8分の6拍子の方が、ゆったりした呼吸で歌えそうですね。
ゆりかごから教会まで、8分の6拍子の世界は意外と広いみたいです。
※ ご参考までに、拍子感やリズム感に関するブログです。