生徒のTさんとピアノの連弾をすることになりました。
曲は、成田為三さんの「浜辺の歌」。
元の楽譜は、プリモ〔第1奏者〕とセコンド〔第2奏者〕のパートが一緒に書かれた4ページの総譜。お互い右端、左端の楽譜が見にくいので、パート譜を作ることにしました。
楽譜作成に愛用しているのがフリーソフトのMuseScore。ソフトを開いたら、アップデートがあったので実行しました。
アップデートしたMuseScoreを開きなおすと、ファイルのタブに「PDFのインポート」という項目ができています。もしかして、元の楽譜を読み込むだけで、簡単にパート譜ができるのでは?と思い、やってみました。
読み込みに一部、エラーがあり、修復作業とコードネームの入力に少々時間を取られましたが、一から入力するよりも断然早いです。
そうこうして手軽にパート譜ができたのですが、それに加えて、MuseScoreは演奏の再生もできます。
PCのボリュームを最大にして、ピアノの横で相手のパートを再生。すると、一人でも、相手のパートに合わせた練習ができるのです。
TさんにPCとの連弾をやってもらったら、「楽しい!」と喜んでもらえました。
それから、いよいよ私との連弾。椅子の位置や、お互いの手がぶつかりそうになるところなど、生身の人間が並んで弾く課題を確認してスタート。
お互い、もう少し個別に練習が必要ですね、というレベルでしたが、Tさんが「他にはどんな連弾の楽譜があるのですか?」と次の曲にまで乗り気になってくれたので、うれしかったです。
PCなら、いつでも何回でも練習に付き合ってくれるし、再生テンポも変えられます。また、PCをお持ちでない方も、オーディオ・ファイルに変換できるので、スマホなどで再生して練習できます。
本当に良い連弾の練習方法を見つけられたものだと、ほくほくしています。