毎年、10月にピアノの調律をお願いしています。大阪の暑い夏を乗り越えて、ピアノがちょっと落ち着いてきた頃です。調律師さんによると、ピアノも夏バテするそうです。
今回、面白かったのが、譜面立ての修理です。ふたに固定されているはずの譜面立てがカパカパ開いてしまう状態だったのですが、調律師さんが、蝶番のところに接着剤のようなものをチョイチョイと注ぐと、あら不思議。譜面立ての開閉が程よくきつくなり、ふたに固定されつつ、手を添えると開くことができるという絶妙な塩梅に仕立ててくれました。
調律の方は、中音域で和音を鳴らしながら一番低いドの音を弾くと、やや違和感があったのですが、下がり気味だった中音域を調えてもらい、スッキリした響きになりました。
エレクトーンのレジストレーション〔音色の設定〕づくりや教材づくり、録音作業などに熱中している時は、ピアノは放ったらかし状態だったりするのですが、リフレッシュしたピアノの音をなるべく毎日堪能したいと思います。