今回のアンサンブル勉強会で取り上げたのは、S先生担当の3人の生徒さんで弾く「となりのトトロ」。エレクトーンのソロ曲として市販されていたものに、オブリガードやフィルイン・フレーズを加えて3人それぞれが見せ場を持つよう、S先生がアレンジしました。
エレクトーン2台とピアノ1台で実際に音を出してみると、リズムのボリュームが小さかったり、オブリガードが出しゃばりすぎていたりしていました。
そこでバランスを整えてから、もう一度演奏したところ、「かわいい音がほしいよね?」とF先生。
元々は、ストリングス〔弦楽器の集団〕とブラス〔金管楽器の集団〕にティンパニーが鳴り響くような壮大なオーケストラの編成でした。そこへ、「かわいい音」を入れるべく、ストリングスはアルコ〔弓で弦をこする奏法〕ばかりでなく、ピチカート〔弦を指ではじく奏法〕も入れてみよう!とか、フィルインを木管楽器と鉄琴の高い音で入れてみよう!など、様々な意見が出ました。
そうして、ずーんと大トトロが一匹で佇んでいたのが、あちらからこちらから、ちびトトロもチョロチョロと顔を出すようなゆかいなトトロの曲に変身しました。
今回はいつものメンバーに加え、一緒に発表会をする先生方も交え、にぎやかな勉強会となりました。勉強会などの人の集まりも、アンサンブルの演奏も、さまざまな色が混じり合うような、にぎやかなのものだと楽しいな、と思いました。
※ ご参考までに、エレクトーンのアレンジに関するブログです。