千里jetの各勉強会の活動報告が行われるJESフォーラムで、U先生とエレクトーン&エレクトーンのアンサンブルをすることになりました。曲は、アンサンブル勉強会でアレンジし、発表会で生徒さんと弾いた「スタンド・バイ・ミー」です。
発表会前にも練習したので、今回はさらに仕上げに磨きをかけるようにしました。
まず、自分の演奏を録音し、完成形のイメージと違うところをピック・アップ。その部分をワン・フレーズずつ右手だけとか、粗が見えやすいレベルに細分化して練習します。そして、ピック・アップ部分がイメージどおり弾けるようになったら、少し前の部分から練習して、つながりをスムーズにします。最後に、全体を通して練習。
そして、本番は、集中力!存分にその曲の世界に耽るのが理想です。
が、失敗しました。アクセントで力み過ぎて、フット・スイッチでレジストレーション〔音色の設定〕を一度に2つ分変えてしまい、曲の世界から覚めてしまいました。
でも、まあ、知らんぷりで最後まで弾いたので、聴いてくださった方にはバレなかったようです。
発表会やグレード試験の前など、仕上げに磨きをかけたいときは、こんな練習方法も試してみてくださいね!
今回のアンサンブル勉強会で取り上げたのは、S先生担当の3人の生徒さんで弾く「となりのトトロ」。エレクトーンのソロ曲として市販されていたものに、オブリガードやフィルイン・フレーズを加えて3人それぞれが見せ場を持つよう、S先生がアレンジしました。
エレクトーン2台とピアノ1台で実際に音を出してみると、リズムのボリュームが小さかったり、オブリガードが出しゃばりすぎていたりしていました。
そこでバランスを整えてから、もう一度演奏したところ、「かわいい音がほしいよね?」とF先生。
元々は、ストリングス〔弦楽器の集団〕とブラス〔金管楽器の集団〕にティンパニーが鳴り響くような壮大なオーケストラの編成でした。そこへ、「かわいい音」を入れるべく、ストリングスはアルコ〔弓で弦をこする奏法〕ばかりでなく、ピチカート〔弦を指ではじく奏法〕も入れてみよう!とか、フィルインを木管楽器と鉄琴の高い音で入れてみよう!など、様々な意見が出ました。
そうして、ずーんと大トトロが一匹で佇んでいたのが、あちらからこちらから、ちびトトロもチョロチョロと顔を出すようなゆかいなトトロの曲に変身しました。
今回はいつものメンバーに加え、一緒に発表会をする先生方も交え、にぎやかな勉強会となりました。勉強会などの人の集まりも、アンサンブルの演奏も、さまざまな色が混じり合うような、にぎやかなのものだと楽しいな、と思いました。
※ ご参考までに、エレクトーンのアレンジに関するブログです。
アンサンブル勉強会では、いくつかのグループに分かれ、それぞれ発表会のアンサンブル曲の編曲に取り組んでいます。私はU先生と、B.E.キング氏の名曲「スタンド・バイ・ミー」をエレクトーン2台のアンサンブルに編曲しました。
エレクトーンには、元々たくさんのドラムのリズムパターンが用意されています。私は、その中から「ラテンパーカッション入りの8beat」という原曲のイメージに近いものを選び、レジストレーション(音色やリズムの組み合わせ)に使いました。
「リズムはこれでO.K.」と思っていたところへ、ドラムが得意なU先生からさらっと一言。「バスドラムのリズムがベースのリズムと違いますね。揃えたものをつくりましょう!」(エレクトーンでは、オリジナルのリズムパターンをつくることもできます。) そして、改良したリズムパターンを作成することに。
これからは、もっとドラムの音にも耳を傾けて、アクセントや休符も意識しないといけないな、と反省しながらつくりました。
リズムの他にも、バンドの編成に始まり、ハーモニーのボイシング、どのサックスで吹くか(サックスの音色だけで50種類以上あります)、何を足して何を引けばバランスが整うか等々、勉強会の度に弾いては改良し、ついに7月の勉強会で楽譜とレジストレーションは完成しました。あとは、ビッグバンド・テイストのかっこいい弾き方の研究です。
生徒さんが発表会のステージで輝けるよう、もう一息頑張りたいと思います。
※ ご参考までに、エレクトーンのリズムに関するブログです。